12時〜19時 / 15日休廊

■本展は、鴻来有希による秋の絵画展です。2013年北鎌倉古民家ミュージアムにて発表の作品「初の風」 を中心に展示いたします。5年もののワインを楽しむ様に…5年ものの色形をお楽しみください。

 

「生きることは 変わることでもある。
そして…そこには 変わらないものが あり続けるでしょう..」

鴻来有希は、独自の表現方法を持つ画家である。 その表現は、展示会場において自らが複数の絵画を組みあわせる、絵画と時間と空間とのコラボレーション作品 『立体的な絵画』と、アクリル絵の具に海辺の砂や海辺の水をあわせ、縦時間の中で独特の色彩や独特の形状を発 し変化を続ける色形 『ゆっくりな色』 『呼吸する色』 から成る。2012年、長年の制作活動によりアトピー性皮膚炎およ び重金属アレルギーを発症し、全ての制作活動を停止する。闘病生活の中で、一枚の紙と一本のペンによる一筆 描きによって『一線が』シリーズが生まれる。1年間で約700枚の一線が作品を描く。 鴻来にとって描く事は生きる事である。描き続けるために作品との変化を惜しまない。独自の表現方法によってつく られた鴻来の作品は、見るものを常識の向こう側へ 変化に富むやわらかな世界へ連れてゆく。

 

「手に なじむ ためらい。そして 心に なじむ ためらい。」
彼女は静かに断言する、そのためらいの向こうに新しさがあり、その新しさを狂うぐらい求めてしまうと。新しさとは何 かという私の質問に彼女はまっすぐに答える。生きているこの瞬間と。彼女は生み出された作品は作品自身のもの であり、そして見る人のものであるという。この絶妙な距離感覚こそが、彼女の作品の最大の魅力であり、見る人に心 地よい深さを生み出しているのだと私は思う。 大胆かつ繊細な鴻来有希の世界を支えているものは、幼い頃の環境で培われた感性と、日本人として生まれなが らに備え持った自然観ではないだろうか。彼女の作品は声になる前の音のようでもあり、海になる前の波のようでも ある。是非一度、彼女の作品に出会って欲しい。

Gorou

  • 期間:11月11日(日)〜18日(日)
  • 時間:12時〜19時 15日休廊 ※ 入場無料
  • 電話:090-3590-6547
  • 会場:ギャラリーIMASA 東京都中央区日本橋本町1-2-8(電話/6262-2720)

 

11月11日(日)16:00〜19:00 レセプション〜Thanks! Gallery Imasaを 開催いたします。

 

■ギャラリーIMA Aが 鴻来有希 秋の絵画展「やわらかなこえ」を開催。本展では、2013年北鎌倉古民 家ミュージアムにて発表の作品「初の風」を中心に展示いたします。5年もののワインを楽しむ様に…5年 ものの色形をお楽しみください。
鴻来有希は、絵画と時間と空間とのコラボレーションである 『立体的な絵画』、アクリル絵の具に海辺の 砂や水を混ぜ 縦時間の中で色を変化させてゆく 『ゆっくりな色』 『呼吸する色』、ペンと紙による 『一線 が』 など、独自の表現方法を持つ画家である。1971年生まれ。